在宅介護が始まった~(6)

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義父、大正10年生まれ、98歳。骨折のため2月3日入院。

その後、誤嚥性肺炎を繰り返してしまうため、点滴のみで絶食だったのですが、

ちゃんと口から食事がしたいと、本人の希望により、4月20日退院。

 

「病院ではリスクを伴うため、できないけれど、ご本人の希望であれば、

ご家族の判断の元、食事をさせてあげてください。

GW明けまでは持たないでしょう。」

 

あれから、1か月以上もの間、好きなものを食べ、お酒も飲み、

自由に暮らしていた義父ですが、先週、とうとう発熱してしまいました。

担当の先生に連絡をし、抗生物質の薬を投与し、すぐに熱は収まりましたが、

やはり少しずつ元気がなくなってきてしまいました。

 

でも、それでも、先日、主人が会社に行くとすぐに、

ベッドに、「ポットと急須と湯のみ茶碗とお菓子を持ってきてほしい」

と言われ、

以前のように、自分でお茶を入れる作業ができるものと思っていたらしく、

喧嘩になってしまったのです。

 

「まともに喧嘩しちゃうなんて、どうかしてる。」

と自分に言い聞かせつつも、

どうしても言うことを聞いてくれないので、

言われた通り、言われた品々を持っていくと、

義父は、できない自分に余計に腹を立てたらしく、

今度は「パンとバナナを持ってきてくれ」と・・・。

持っていくと、「まだ早い」と・・・。

 

 

しばらく閉口していると、眠りについてしまいました。

 

義父は、今何を思っているだろう・・・。

義父は、今どこを彷徨っているのだろう・・・。

そして私は、どのように義父と暮らしたらいいのだろう・・・。

 

投稿者プロフィール

MOTHERS NET
*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。

離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、

これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、

絵本や絵やポストカードなどを創作しています。

それは、心の扉を開いたとき、

「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。

それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。

日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。


*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。

*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。

*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。












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