前回のブログから随分と月日が経ってしまいました・・・。
でもその続きを書いておきたいと思います。
両親の死を目の当たりにしたことがきっかけとなり、死んでいくこと。生きること。
私が生きている価値など、深く考えるようになり、自分と向き合いはじめたのです。
自分と初めて向き合う
引き寄せとか、自己啓発とか・・・ブームとなって、いろいろな本が出ていましたが、
まず、自分自身を見ていきたい と思うようになりました。
子どもの頃のことを思い返して、300ページに及ぶ自分史のようなものを書き、
親にしてほしかったこと。悔しかったこと。悲しかったこと、嬉しかったことなど・・・
書き始めました。
すると「この涙は一体何日たったら、枯れるのだろう・・・」と思うほど、
涙が流れるのです。
時には嗚咽するほどでした。
こんなにも、私は感情に蓋をしていたのか・・・と思いました。
でも、その一方、悲しみや苦しみ、寂しさなどに浸ることにも
慣れていた自分にも気が付きました。
思い癖というより、そうあることのほうが、つまり「悲劇のヒロイン」であることに
慣れていたし楽だったのです。
所詮、どうせわかってもらえない。
だったら、自分で何でもやってしまったほうが楽。
私はわかってもらえない地球に生まれてきてしまったのだから仕方ない。
うまく行かないのは、そんな宿命だから。
そんな風に、勝手に思い込むことで、「悲劇のヒロイン」という「役柄」に安心し
人の為に何かをすることで、自分の価値を見つけていたのだと思います。
そんな感情は一体どこから生まれてくるのだろうと深く向き合ってみました。
長女や第一子は、幸せになることになかなか許可できない?
私は、長女で第一子だからか? 誰かのために何かをすることに慣れていました。
「誰かのため」
もちろん、一番身近なのは「家族」です。親だったり兄弟のためです。
第一子は、親との付き合いが長いせいか、親の喧嘩や愚痴を聞かされる機会も多いし、
親戚の中での両親の立ち位置だとか、その想いだとか・・・
「両親の人生劇場」を知らず知らずのうちに、観劇していることが多いものです。
それを観劇しているうちに、勝手に重たいものを背負ってしまいがちなのだと思うのです。
(背負ったからといって、それが親の為になったり、兄弟のためになったりするとは
限らないのですが・・・。)
両親の喧嘩している様子を、第一子が見ているのと
中間子が見ているのと、末っ子が見ているのとでは、精神年齢も個性もそれぞれ全く違うし、
立ち位置も違うので、全く違った感想になるのも当然です。
例えば、今やっている朝ドラ「スカーレット」を見ていても、
長いこと茶の間で愛されていた「渡鬼」を見ていても、
そんな部分がよく書かれていますよね?
長女や第一子は、物理的にどうしても家族のために、何かをする機会が多いことで、
それが全くの他人であっても、心のひだにあるものを感じやすい特徴があるのかもしれません。
中間子は中間子で、その様子を眺めながら、自分の立ち位置や自分はどうあるべきか?
悩んだり考えたりもしているし、
末っ子は末っ子なりに、全体を見渡していろいろな生き方を観察しているようですが、
どうしても一般的には第一子は、物理的に両親と接する機会が多いので、
理解ってしまうことが多く、「下の子たちは気楽でいいな~」とか
「お調子もの」とか思って、ひがんでしまったりしがちでもあります。
そしておまけに、その時に、相手から「ありがとう」と言われることで、
自分自身の存在価値をやっと見出していたのです。
そんなことで、長女や第一子は、
(勝手に)幸せになることに許可していない のかもしれません。
少なくとも私はそうだったのです。
そしてそれは、裏返せば、人のために何かができない自分は価値のない自分。
ということになります。
(つづく)
投稿者プロフィール

-
*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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