先日、息子のところにも、子どもが産まれ、
孫が二人になりました。
3ヶ月ほど前に、長女のところにも、子どもが産まれていたので、
二人目の孫というわけです。
娘やお嫁ちゃんのお腹に 子どもが宿ったころ、
「孫は本当に可愛いよ~」という言葉を聞くたびに、
<本当にそうかしら? だとしても、きっと私はそうはならないだろう>
と思っていたのに・・・予想打にしなかった、まさかの展開!
これまでの経験をはるかに超える可愛さだったのです!
孫の笑顔、泣き顔が、ただただ理屈抜きで可愛いのです!!
とそんなとき、息子夫妻にも赤ちゃんが産まれ、
二人目の孫を抱いて、新たに気づいた
我が家のステップファミリー* について
そして改めて、気がついた大切なことについて
を今日は書いてみたいと思います。

さて、
お嫁ちゃんの出産当初。普通分娩で臨むはずのお産が
陣痛が起こるたびに、赤ちゃんの心拍が弱くなってしまい、
緊急帝王切開になってしまい、少し・・・
いえいえ、実はものすごく心配しました。
いろいろなことが、頭を駆け巡ってしまったのです。
それは、主人の前の奥様は、産後の肥立ちが悪くて、亡くなっていたからなのです。
もし、万が一のことがあって、
お嫁ちゃんや赤ちゃんが亡くなってしまったら・・・
そんな縁起でもないことをつい考えてしまい、
(本当に縁起でもないのですが・・・)
でもおかげで、
とても大切なことを改めて思うことができたのです。

主人の前の奥様の遺族は、どれほど辛かったことだろう・・・と。
突然、妻を亡くした主人。
生後2ヶ月足らずの、それまで母乳を吸っていたであろう、娘(私の養女)。
亡くなってしまった娘を思う、遺族の方々。
妻に先立たれた息子 を思う義両親。
愛娘を遺して亡くなった主人の前の奥様自身は
どんなだっただろう・・・。
突然亡くなった、その魂は、自分が亡くなり、
娘の世話ができなくなったことが認識できたのだろうか・・・。
あの世に逝ったあと、
どんな気持ちで、娘や夫を見守り続けていたのだろう・・・。
これから、夫婦二人で協力しあって、
可愛い娘を育てようとしていたのに、
突然妻に先立たれてしまった夫は、どんなに辛かっただろう・・・。
突然亡くなってしまった娘の代わりに、遺された孫を3歳まで育て、
「今度再婚するから」と、
身も知らずの私のもとに、孫を委ねざるを得なかった
当時のご両親は、どんなに辛かっただろうか・・・。
突然、妻を失い、どん底に落とされた息子を
義母や義父は、どんな気持ちで見守っていたのだろう・・・。

長女が3ヶ月前に出産したことで、
亡くなってしまった娘を思う、遺族の方々の・・・
お嫁ちゃんの出産により、
遺された息子である主人や孫(養女)を思う、主人側の遺族の・・・
両方の親の気持ちを 推し量ることができたのです。
人は、たとえ、同じ境遇で、事実がひとつであっても、
受け取る側の気持ちはそれぞれなので、
全く同じ気持ちを察するなんて
到底できないですし、
そんなおこがましいことを思ったのではないのですが、
でも、今回、子どもたちが、子どもを持つという経験をしたことで
少なからず、今まで想像していた何倍も、何十倍も
その頃の遺族の気持ちを 感じることができたのでした。
そして、とにかく、母子共に無事であってほしい・・・
と、ずっとずっと祈った次第でした。

今は、医療がかなり進んでいますが、
やはり、いのちがお腹に宿り、そして誕生し、
肺呼吸し、この世で、この地球で生きていく・・・
って、本当に、当たり前のことではない。
と、今更ながら、教えてくれた出来事だったのです。
以前、娘が
離婚や子連れ再婚の経験のある家系は、
その経験のある家系と縁を結びやすいみたいな気がする。
と言っていたことがあり。
確かに、私の家系も、夫の家系も、
その傾向にあるかもしれません。
でも、それがどうであれ、
きっと大切な何か、
もっと幸せに生きるための何かを
課題のように、教えてくれているように感じます。
今、離婚や再婚が珍しいことではなくなり、
4家族に1家族がステップファミリーと言われています。
「結婚」の概念も、随分変わってきたようにも思います。
でも、新しいいのちが、親のもとに宿ることは、変わりません。
どんなに離婚しても、再婚しても、
何らかの事情で、その親の元で生きることができなかったにせよ、
その親を選んで生まれてきたことに違わないのです。
そしてその人にも、親がいて、またその先に親がいて・・・
親戚もいて・・・
たくさんの方々のお陰さまで生きているということを
恕の心を
決して本当に忘れてはいけないな・・・
としみじみ感じました。
ステップファミリー*
ステップファミリーとはどちらかに子どもがいて再婚して、新たに築かれる家族のこと。
投稿者プロフィール

-
*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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