先日、絵本.com主催の第2回絵本出版賞授賞式に伺ってきました。
私が受賞できましたのは、大人部門の奨励賞で、一番低い?賞ではありますが、
今後に向けて、いろいろ教えていただきたく、参加させていただきました。
受賞者のみなさまの画力や 絵本に対する想いを感じるとともに、
「みらいパブリッシング」と「ポエムピース」と「絵本.com」の連携による
「出版」に向けての熱い想いと、他社との差別化について改めて感じることができました。
前回も「絵本出版」ということに関して書きましたが、
今日は、実際に授賞式に行ってみて、改めて感じたことについて
書いてみたいと思います。
絵本カフェ「ブックハウスカフェ」
授賞式は、書店が多く立ち並ぶ神保町の絵本カフェ
「ブックハウスカフェ」 の2階の会場で行われました。


まず、この絵本カフェの「ブックハウスカフェ」さん、
本当に素敵なのです!
約12000冊もの絵本・児童書が揃っていて、カフェもあるのです。
1階の中心はカフェになっていて、天井がとても高く、2階に続いています。
2階では常に読み聞かせやワークショップなどが行われているようで、
その他、異業種交流階などにも使えるようなレンタルスペースもあります。
そのようなお店の佇まいももちろんのことですが、
(授賞式の最後にお話をいただいたのですが)
絵本を通して社会に貢献したいという
一途な温かい想いを感じずにはいられませんでした。
今や誰もが知っているように、出版は斜陽業界でありますが、
中でも絵本はまた少しベツと言えます。
本の形状や 紙の匂いを感じた、あの子どもの頃の想い・・・。
電子書籍などで読んで味わうものとは、また違った感覚が、
そこに宿るからだと思いました。
そんな「絵本」という創作物は、あまり利益に繋がらずとも、
今後の世の中に絶対的に必要であると感じておられるからこそ、
一途に続けていらっしゃるのだと
ブックハウスカフェの方のお話を伺って、しみじみと感じました。
ひとりの時間を大切にしたいときに 相応しい空間かと思います。
審査員のお言葉
さて、審査員の松崎義行さんのお話も伺いました。
詩を書くのが好きで、なんと15歳で出版社を立ち上げたという松崎義行さん。
代表的な書籍『幸せは搾取されない』の著者でもあります。
松崎さんは、詩人だからでしょうか・・・
絵を視て言葉に変換されるそうです。
原石は原石の磨き方がある。
そして世の中との関係性を追求する必要がある。
という出版に対する想いを語られていました。
絵本.com代表の城村さん
前回も、書かせていただきました、城村さんは、以前
角川学芸出版にて、主に、ビジネス書や自己啓発を出版していたのですが、
新人作家が持っている素晴らしい才能をもっともっと世の中に広めたい、というジレンマのような想いから、このようにプロデュースする事になったとのことでした。
絵本を出版するには
1 いろいろな賞に応募して受賞する。
2 出版社に持ち込む。
3 自費出版する。
4 絵本.com との連携(プロデュース)。
など、いくつかの方法があるわけですが、
前回も書きましたとおり、
出版することが目的であるのか?
それとも、何かテーマや想いがあって、その媒体として絵本を出版するのか?
に大きな違いがあり、そこを深く考える必要があるとのことでした。
まとめ
今まで、「絵本」について話すのは、
「世界でひとつの絵本」のお教室の仲間だけでしたが、
今回初めて、絵本について、同じように公募に出し、入選した方々と
お話することができました。
世界でひとつの「手作り絵本」と、社会にむけて「出版」を意識するのでは、
考え方が全く違います。
もちろん、どちらが、いいとか悪いとかではありませんし、
どちらが、意識が高いとか低いとかでもありません。
それぞれ、想いが全く違うのですから・・・。
ただとても共通していることは、どちらも絵本や絵やものを「創ること」が
とても好きだということです。
そして、どちらも、とても居心地がいいのは、
自分の「好き」を大切にしていること・・・だと感じました。
受賞者の方々の中に、よく聞いたフレーズにも
以前描いたお話を温めていたとか・・・。
ずっとそのことを大切にしていたとか・・・。
と、ありました。
生きていれば、いろいろなことがあり、
いろいろなことを心のヒダに収めています。
自分の心の奥深くの宝箱にしまいこんだものを
ときどきそうっと開けてみたとき、
一瞬 時が止まり、その匂いや肌触りを感じ、
忘れていた温かい何かが、動き出すように思います。
さてさて、
私は、自分自身と向き合っていろいろ考えてみたところ、
やはりどうしても伝えたいことがあります。
それを直接文章にするより、絵本という絵とお話とのコラボレーションの方が
きっと伝わりやすいと思うし、
もしそれが出版されることになったときには、
人から人へ、押し付けがましくなく、傷つけず、
伝えられそうに思うので、
もっと研鑽を積み重ね、納得の行くものに仕上げてから、
また公募にチャレンジしてみようと思いました。
投稿者プロフィール

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*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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