義父の介護と私

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義父が、お陰様で、数日前に退院することができた。

 

97歳という年齢だから、何があってもおかしくはない。

 

がしかし、戦争体験者だからか?新聞記者という天職で培ったものなのか?

本当に気丈でボケることなく、なるべく自分のことは自分でやろうとしている。

 

それでも、やはりどうしても、身体はついていけず、

トイレの方も思うようにできず、

夜は主人が、昼間は私が、介護することになった。

 

とはいえ、義理の父だし、男性だし、お互いに恥じらいはあるし。

 

男性の高齢者特有?の言葉に飾りがない、はっきり言ってしまえば、

ぶっきらぼうな父の言葉に萎えることは、しばしばある。

 

かなり、それにも悩んでしまったけれど、

それもこれも、身体が

思うようにいかない、もどかしさの現れ。

と解釈することにした。

 

 

介護は毎日毎日、だから、

休む暇がなかったりする。

 

やっと、「絵を描く」という寝食忘れるほど、

熱中できることに出会ったのに、

 

風で飛んでしまった帽子をまた、追いかけるような・・・

風で飛んでしまった風船をまた、追いかけるような・・・

 

そんな気持ちにもなり、もどかしくて、

焦りと不安と苛立ちすら、覚えた。

 

けれど、やはり、私は私。

 

 

どんなに介護の合間の、時間を見つけても

本当にやりたいことを、することに決めた。

やり続けることにした。

 

義父には義父が選択した人生があり、

私には私が選択した人生があるはずだから・・・。

 

 

そして、一見、不幸のどん底に見えるようなことこそ、

人生をより色鮮やかな、

より豊かなものにしてくれるはずだから・・・。

 

 

投稿者プロフィール

MOTHERS NET
*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。

離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、

これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、

絵本や絵やポストカードなどを創作しています。

それは、心の扉を開いたとき、

「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。

それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。

日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。


*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。

*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。

*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。












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