先日、京都造形美術大学(東京キャンパス/青山一丁目)で、
夢の美大生を満喫してきました!
お友達に声を掛けていただいて、
体験学習に参加させていただいたのですが、
以前からの夢だった、日本画を学んで来たのです!
日本画は、水彩画と似ていて、
その色の滲ませ方による色合いが、とても魅力的です。
また、日本画と言えば、私の中では
Yumingと、尊敬して止まない堀文子さんです。
Yumingのあの美しい詩(日本言葉)を、
音に乗せた曲を聴いていると
そこに風景が見えてくるようですが、
きっと、多摩美・日本画科で培った絵心が、
音楽になったのでないかと思っています。
また、昨年99歳になられた堀文子さんの『画文集』は、
私の「お守りのような一冊」で、
季節の花木を描く側に、そのいのちを綴る文章が書かれているのですが
あとがきの
《 ・・・再びめぐり会うことのないほど美しい自然の、
ひと時ひと時の前で、私は絵かきであることを呪いたくなる時がある。
美しいものを描きたいという心が私を金縛りにし、
到底かなえられぬ身のほどしらずの望みがわだかまり、
余りに美しいものの前では、私の心の底は暗い。
それならと、とても描けない部分を言葉で表してみようとするならば、
修練のない者の情けなさで、言葉の乏しさ、表現の厚みのなさに愕然とする。
絵にもかけず、文章にもできず、そんな狭間をうろたえながら
暮らしている。・・・》
に、深く感じ入り、
父が亡くなった後、
紫陽花の美しさに、初めて涙したのを思い出しました。
例えば、夕陽が落ちるとき。
瞬きひとつ、その移りゆく色に見とれて立ち尽くすように、

そしてまた、枯れ葉の一枚一枚も、
虫が食って穴の空いた葉っぱにも、
自然が作り上げた、いのちの芸術作品であることを
感じ入りながら、描いているのだと思います。
日本人でありながら、あまり知られていない日本画ですが、
万物に神が宿るとしてきた日本人が、
岩絵具という、岩石から造られた画材を使い、
森羅万象の中で、瞬きひとつ移りゆく
「魂の美しさ」そのものをそのまま描いたものが
「日本画」というものなのかもしれません。
そんな日本に生まれてきた奇跡に
改めて、こころから感謝したいように思います。
以前も書いたとおり、私は大好きだった図画工作の作品の殆どが、
情けないことに、母親の作品になってしまい、
自分で仕上げることが
単にイメージの世界に眠ってしまっていたので、
本当に下手の横好きもいいところですが、
感性だけはまだ 眠ってはいないようです。

投稿者プロフィール

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*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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