それぞれのシナリオ
私には、4人の子どもがいるのですが、本当に個性豊かで、
どうして同じように育てているつもりなのに、
こんなに皆、違うのかな~と感心してしまいます。
第一子の長女と四番目の三女は14歳違うので、
育った時代の変化もあるのかもしれませんね。
33歳になる長女が育った時代のゲームと言えば、
ファミコンやたまごっち。
電話にしても、ポケベルや携帯電話が出回ったりした時代でした。
それに、パソコンが普及したのも、高校生になってからです。
それに対し、今、大学1年生の末っ子は
もう生まれた頃からゲームもパソコンも…
もちろん、インターネットも普及していて、
上の子達が自由にやっていたのを小さい頃から見ていました。
携帯電話も中学生の頃には持っていたので、
生活そのものが長女が育った頃と、かなり違っています。
なので、よく長女にいろいろお叱りをいただいたりします。
「私の頃は、門限もあったのに」とか
「私の頃は、テレビの時間ももっと短かったのに…」とか。
「小さいうちからゲームやパソコンなんて信じられない」とか。
「差別だ!」とよく文句を言われたものです。
親の私にしてみたら、
それほど、下の子には緩く甘くしているつもりはないのですが…。
確かに言われてみれば、ルールのようなものが緩くなったり、
甘くなっているのは事実のようです。
一人目はそりゃあ、初めての子育てですから、
ホント!必死だったんです!
未熟児で生まれたせいもあって、
ついつい他の子どもと比較してしまいました。
でも、二人目、三人目、四人目ともなると、
「そう気にしなくてもなんとかなる!」
というのが、自然とわかってしまって、
ゆとりと言うものが出てくるのですね。
そもそも、私とて二人の弟がいて、
「長女」としてしっかり育てられてきたので、
「しっかり者の頑張り屋さん」で、
「生真面目」でどうやったら、
「生真面目」の「生」が取れるか?
「真面目」に考えたくらいです^^;
おまけに親子関係もとても難しかったので、
どうしたら叱られないのか?
どうしたら好かれるのか?
どうしたら存在価値がある人間になれるのか?
そんな風に生きてきたので、
きちんとしっかり育てられたからといって、
人生、生きづらかったし、
結構、大変だったし…。
でもね、そんな自分の経験があったから、
と言って、
末っ子を不真面目に子育てしてきたわけではないのです…。
ただ、よくよく私も子ども時代の頃を思い出してみると、
下の兄弟の面倒を見ていたようでいて、
意外と高校・大学・社会人・・・
と年を重ねる毎に、兄弟とどう絡み合っていたか?
どんな風に食卓を囲んでいたか・・・
なんて、思い出せなくて、
案外、それなりに青春時代を愉しんでいた部分もあったりします。
こっそり内緒でお小遣いをもらってみたり、
こっそり内緒でデートしてみたり、
結構自由にもやっていた。
案外そんなこと、親は知っていて
知らないふりをしてくれていたんじゃないのかな?
・・・って思うこともある。
そんな風に考えると、
みんな一人ひとり、
それぞれの分厚い人生のシナリオがあって、
もちろん自分が「主役」ですが、
「脇役」として家族がいたり、
パートナーがいたり、
子どもやお友達や仕事の仲間がいたりするわけだけれど、
その「章」ごとに出演するメンバーが違っているわけで、
その「章」に出演していなかったメンバーは、
自分が「主役」のシナリオの中で、
とても大事な時間(「章」)を演じているのだと思うのです。
つまり、
長女が忙しく青春時代を過ごしている間に
そこに登場していない下の兄弟たちは、
それぞれにそれぞれの人生の時間を
充実して満喫しているわけなので、
みんなそれぞれの人生を
それぞれに生きてくれればそれでいいんだな~
なんて、しみじみ思ったりするわけです。
我が家では、4人の子どもの内、長女と三番目の長男が結婚していますが、
子どもができたら、
いろいろな意味で変わって来るでしょう。
また、結婚しない子どもたちは仕事でバリバリ頑張るのかもしれないし、
全くそれぞれの人生を歩むわけなんですよね・・・。
それぞれの成長曲線も
人生のシナリオもみな違っていていい。
それぞれがそのシナリオをちゃんと演じ、
そこで「気づき」を感じて、
それなりに幸せな人生を歩めれば。
な~んて、真面目に考えてみたりして^^
投稿者プロフィール

-
*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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