【神舞の庭】
作/長田郁恵
演出/立山ひろみ
昨日、舞台「神舞の庭」を観に、東京芸術劇場に行った。
国内有数の神楽の継承地域であり、秘境の地でもある高千穂。
その神楽を継承する、ある家にもたらす問題。
山間部の過疎と、神楽と。
東京オリンピックでの社会の歪みと、木材と。
そこに織りなされた歪み。
都市に生きる者が見失ってしまったもの。
涙が止まらなかった。
演者の素晴らしい演技はもちろんのこと
この涙は、いったい何なのだろう・・・。
溢れるようにというより、
ただただ、静かに流れ落ちる涙・・・。
シンデレラ物語でも美談でも悲話でもないのに、
私の奥に確かにあった、その「ルーツ」に触れたのかもしれない。
「穢れを払うために舞うのです。」
舞いを見ながら、一緒に神楽を舞い、
私の穢れも、少しは払われたのかもしれない。
会場を離れるとき、多くの方が鼻をすすっていた。
おそらくDNAに刻み込まれていたであろう「ルーツ」に
触れたのかもしれない。
https://miyazaki-ac.jp/event/2022/11761/
投稿者プロフィール

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*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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