その後、「母がしんどい」の筆者、田房さんは、
母親のことを、しっかり恨み切ることができたそうだ。
それは、とても大切なことだと思う。
自分の感情をしっかり受け止めてこそだと思うから。
そして、
「行動」と「人格」をごちゃ混ぜにせず、
「『私は』あなたのこういうところが嫌です。」
と、Iメッセージを母親に伝えることができたことで、
やっと適度な距離感を持てるようになったと 言っていた。
言われた母親も、人格すべてを否定されるのではない
そんな話し方によって、救われたようだ。
もちろん、母親にしても、良かれと思ってしていたことだし、
母親の方にも、埋められない寂しさもあったと思う。
それは夫婦関係だったり、自分の生い立ちにもよるものだと思う。

ところで、そんな私も母親になり、
私自身も毒親めいた母親になってしまっていた。
娘を中学受験させることで、
かなりコントロールしていたし、
そのせいで、娘は不登校になったり、精神的にかなり病んでしまったのだ。
そしてまた、私は、そんな自分を必要以上に卑下し、負の連鎖にハマっていった。
その番組では、
「親に、ありのままの自分を愛してほしかった想いが
逆に、それを子どもに求めるようになってしまう」
ことも、要因のひとつと言っていた。
自分を振り返ってみると
「こんな私が育てているのだもの。気負わなくていいんだよ。」
と自分自身を慰めていたように思う。
つまり、やっぱり一生懸命 頑張り過ぎていたのだと・・・
自分の親ほどまではいかずとも、
なんとか、安心安全に、そして一人前に育てたかったんだろうなと思う。
投稿者プロフィール

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*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。
離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、
これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、
絵本や絵やポストカードなどを創作しています。
それは、心の扉を開いたとき、
「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。
それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。
日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。
*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。
*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。
*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。
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