本当の自分に還る場所・安曇野リトリート3(カミーノ)

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ワークの後、温泉「しゃくなげの湯」へ・・・

この宿を守っておられる山崎大さんが、温泉へ車で送り迎えしてくれた。

 

「お湯でゆっくりできましたか?」

彼のゆっくりした、柔らかい言の葉は

大地と、星々に溶けていくようだった。

杉の木のようで・・・仙人のようで・・・。

 

そしてその後は、穂高養生園で学ばれた

弥生さんの菜食ディナー。

 

どれもこれも、自然のいのちと弥生さんの愛が

身体を整えてくれるのが解った。

      

私たちはみな森羅万象のひとつ。

その循環の中で 生きている。

生かしてもらっている。

 

朽ちた葉が土を肥し、虫たちや動物の温かな寝床になるように、

忘れていた当たり前のことを改めて思い出す。

 

そして、数か月前に亡くなった義父を想った。

 

 

夕食の後、最後のワーク。16の形容詞から私の潜在意識を覗いた。

そこに現れた私の言葉は、「宝石の光 煌めく」だった。

 

そうそう、私は何より、色が好き。

子どもの頃、折り紙はそれしか手にしなかった マゼンダ。

日没後の数分間しか見ることができない BrueMoment。

宝石商の父のもとに生まれた私は、毎日のように、

煌めく石を見ていたのだった。

 

私のそれは人生の何を物語ったのだろう。

これから先、何を創るのだろう・・・。

 

そんなことを想いながら、外へ出た。

星たちが、見上げるのを待ってくれていた。

この星たちは、朝だって昼だって、いつもそこにいたんだ。

見ていないだけで、本当はいつだって そこにいる。

 

ずんずんとその道を歩いた。

まるでここは「カミーノ」のような道。

シャーリー・マックレーンの「カミーノ」も

やっぱり数か月前に、義父のベッドの横で読み返していたし、

NHKで放映されたのも、見てたっけ?

 

何だか、「赤毛のアン」にしろ、「カミーノ」にしろ、

既にここに来るのを知っていて、予習していたみたいだ。

時間て、一体どうなっているんだ…ホントに。

 

 

「カミーノ」を歩きながら、

音痴だった母が、昔むかし、歌ってくれた歌を思い出した。

~この道はいつか来た道~ああ~そうだよ~♪

 

想えば、懐かしくて 神秘的な歌だ・・・。

 

遠くの方から歌声が聞こえた。

ここの住人だった。

ギタレレを弾きながら、夜の大地に大声を響かせていた。

後ろの山々やそこに眠る動物たちや植物や虫たちと・・・

そして夜空の星たちと、共に聞いた。

 

ああ・・・なんてしあわせなんだ・・・。

 

しあわせは、いつも共にいてくれていた。

 

投稿者プロフィール

MOTHERS NET
*個性豊かな4人の子どもと夫との、ステップファミリーです。

離婚、子連れ再婚やいじめ問題、不登校、両親の死などの
経験のそのすべては、本当の自分に還るための、より豊かに幸せに生きるための贈り物であったことに、あとから気づかされ、

これからは、「本当の自分」を大切にし、魂がワクワク喜ぶ人生にシフトチェンジして、

絵本や絵やポストカードなどを創作しています。

それは、心の扉を開いたとき、

「本当の自分」を大切に守ることができる「宝石箱」。

それが、この地球に生まれてきてくれた子どもたちが、贈ってくれている
なによりものメッセージではないかと思うからです。

日々の、その一瞬の色や光を ゆっくり味わい感じ入ること。
そんな自分を大切に信じること。
出会った家族や友人、恩師、知人とともに創造する人生を尊重し合うこと。
をモットーにブログを綴っています。


*自分の原点ともいえる、親との関係を振り返ったとき、弱い自分を認めて受け容れたとき、ました。

*このブログでは、子育てやパートナーシップや仕事に挫折した私が、
自分の人生を振り返り、本当の自分に還って、私の感性を取り戻し、私が最も大切にしたいことや夢や生きたかった人生を創造していくさまをそのまま綴っています。

*色や光で自分を解放しながら、自分自身と向き合い、私が好きな世界観を表現し、森羅万象の一部として、静かに命を味わい尽くしたいと思っています。












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