夢を描く

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ゆず湯に入り、浮かべたゆずを手のひらに乗せてみる。

身体全体がその香りに包まれていく。

 

今年一年は、本当に激動の年だった。

いや・・・ここ数年、私にとって、これまでひた隠しにしてきたものの

最後の垢を洗い流したり、

カサブタになっていた部分を治癒したりした年月だった。

 

本当に周りの方々のお陰で、

少しずつひとりで歩けるようになったように思う。

(もちろん、これからも〈一日一生〉。 毎日毎日、削ぎ落としながら、生きていくのだけれど・・・)

 

 

 

 

最近、より一層、忙しさが増してきて、

仕事から帰るとバタンキューの日々だった。

でも、忙しいだけの、全く変わらない日々のように思えても、

不思議なことに、人って、

生きている毎日の生活の中で、

少しずつ少しずつ変化していくもののようだ。

 

何故か心が安らぐ、鴨長明の「方丈記」の一節

〈 行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。〉

 

生意気にもしみじみと感じてみたりする。

 

 

・・・と、そんな中、岡部明美ちゃんの二度目のセッションの日が近づいていた。

頭であれこれ考える癖のある私は

こんなただ忙しいだけの日々を繰り返している今の私が

夢の話など出来るはずもない、と決めつけて出かけていった。

 

ところが、本当に不思議なことが起こった。

 

2ヶ月ぶりに聴いた明美ちゃんの声に

いきなり涙がほろほろと流れてくる。

 

私、やっぱり疲れていたのかな・・・

と、また頭で考える・・・。

 

私の中での憧れの人物の共通点は

 

自由に時間を使い、自然と共に生き、

自分のしたいことを極めていて、

宇宙と自然の、その森羅万象の中で

畏敬なる「いのちの絆の物語」を感じ知っている人・・・。

 

そして

行きたいところは・・・

したいことは・・・

 

明美ちゃんからの質問に

ほとばしるように、自然に言葉が流れていった。

 

 

それは、自分を表現する創作活動。

水彩画やパステル画で、風物画を描くこと。

そしてそこにそっと言葉を添えること。

 

・・・もしかすると、子供の頃、

夏休みの図工の宿題をすべて母に取り上げられて

私の作品ではなくなり、母の作品になってしまったからなのかもしれない。

 

・・・でも、私は色や音と接しているときが

何より心が安らぐの・・・。

・・・と素直に明美ちゃんと「自分」に呟いた。

 

すると今度は、咳が止まらなくなった。

風邪を引いているわけでもないのに、咳が止まらない。

 

すると、後から、

「それはね・・・

それをまだ阻止しようとするものが身体の中にいるの・・・。」

と明美ちゃん。

 

ついついこれまでの経験を活かして何ができるか?

そしてそれは収入に結びつくものだろうか・・・

とまた、頭で考えている私がいたのかもしれない。

 

次から次へと、明美ちゃんの質問に私の心のページが開かれていく。

 

私の描く映像は

今一番のお気に入りの番組

NHKのEテレで放映している「猫のしっぽカエルの手」

【Eテレ 毎週日曜 午後6時 | 再放送 毎週水曜 午後0時25分 | 再放送 毎週土曜 午前5時30分】

 

のハーブ研究家のベニシアさんの古民家だった。

 

最近、たまたま義父と夫とテレビを見ていた時に、

釘付けになった番組だ。

 

場所は京都・大原。

そこの古民家に暮らすイギリス人女性が

山里の美しい四季の移ろいの中で、

庭のハーブや手づくりの暮らしを

詩的映像で綴っている。

 

そこには、忘れかけた古き佳き日本が刻まれていた。

 

「・・・でね、身も心も癒される番組なの・・・

一度明美ちゃんも観てみてください・・・」

 

なんて、まるで子どものように、明美ちゃんに伝えているうちに

咳は止まっていった。

 

 

 

 

 

 

何ができるかではなく、

何をしたいか・・・という軸で生きていきたい。

それがたとえ、下手の横好きであったとしても、

「一分一分、一秒一秒を大切にする」って、

「自分を大切に生きる」ってそんなことなのかもしれない・・・。

 

以前このブログに

「本当にやりたいことで稼いでいきたい」という想いを否定するもの(1)

 

「本当にやりたいことで稼いでいきたい」という想いを否定するもの(2)

 

「本当にやりたいことで稼いでいきたい」という想いを否定するもの(3)

 

「本当にやりたいことで稼いでいきたい」という想いを否定するもの(おわり)

 

 

 

と連載で書いたけれど、

 

 

自分の本当の気持ちや想いを大切に

それを軸に生きる。

自分の本当の想いに素直に生きる。

 

それが

「生かされている」本当の意味を知った謙虚さなのかもしれない。

 

 

 

「夢を現実にする」 とは、

 

他人の評価を気にしたり、

他人に気に入られようとして

嫌なことを我慢したり、

お金のために

自分の真の心に嘘をついて

無理をして頑張ったりすることをすべて手放すこと。

 

 

強く強く明るく明るく生きることでもなく、

 

弱い自分を受け容れ、

そんな自分を味わい尽くした先に見えてくるのかもしれない。

 

いのちを味わい尽くす・・・

 

って、そんなことなのかもしれない・・・

 

 

 

 

なんて、ふと見上げると、お風呂の窓ごしに、

細く光った三日月が、

静かに温かく微笑んでくれていた。

 

 

投稿者プロフィール

MOTHERS NET
MOTHERS NET
*個性豊かな4人の子どもと夫と、ステップファミリーを愉しみながら、
なりたい自分にチャレンジする中年女性。

離婚、子連れ再婚や中学受験、いじめ問題、不登校、両親の死などの経験を通して、
母親支援のNPO MOTHER’S NET設立や起業など、いろいろ経験。

*夢は、子どもたちの地球へのメッセージとともに、ママだって、いくつになったって、失敗もさまざまな経験も、真摯に赦し、なりたい自分にチャレンジすること。

そして、そんな仲間と人生を愉快に心豊かに分かち合うこと!

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